ON DEMAND SESSIONS

大規模システム運用

KCPSの運用で直面した仮想化基盤拡大に伴う課題とその対策

KCPS(KDDI Cloud Platform Service)は2012年よりサービスを提供していますが、毎年の機能拡張、IaaSリソースの増設といった利便性の向上に比例して、KCPSインフラ設備の運用者稼働が増大するという課題に直面してきました。
今回、KCPSを導入初期から運用してきたメンバーにて実施した課題の分析と解決策について紹介いたします。

KDDI株式会社 森田 亙昭

超PayPay祭による高負荷にショッピングはどのように立ち向かったか

サービスを運用するに当たり負荷の問題は避けては通れない問題です。
Yahoo!ショッピングやPayPayモールでは人気の商品の販売に伴う突然のスパイクや、Botによる攻撃と常日頃から戦い続けていますが、今回は特に “超PayPay祭” 開催に伴う未曾有の負荷予測に対してオンプレミスの環境でどのように負荷対策を行ったのかを紹介します。

ヤフー株式会社 大岩 朗、信原 有志、小中 史人

エンタープライズ向けクラウドサービスにおける大規模・商用環境でのホストOSバージョンアップ

ECL2.0は、OpenStackをベースとするNTT Communicationsのクラウドサービス基盤です。
2020年10月から、我々は全世界にあるCompute NodeのOS version upを行ってきました。
本セッションでは、事前検証, 開発, そしてもちろんリリース後に直面した様々なトラブルとその対処についてお話しします。

NTT Communications 佐野 成

VictoriaMetrics によるクラスタ横断監視基盤を1年運用して得られたこと

サイバーエージェントでは社内向けに Kubernetes as a Service を提供しており、その横断監視基盤として Prometheus とそのバックエンドストレージである VictoriaMetrics を採用しています。今回はメトリクスを実際に保存しているストレージのことや取得するデータによる容量の変化などといった運用をしていて気づいた点をお話します。

株式会社サイバーエージェント 源波 陸

NGINX Custom Resource Definition (VirtulServer/VirtuServerRoute)によるKubernetes環境の外部リクエストコントロールと様々なチームによる管理の適用

NGINX Ingress Controllerで利用できるNGINX Custom Resource Definition (VirtulServer/VirtuServerRoute)は外部リクエストのコントロールやOpneID Connect、JWT認証、WAFポリシーの適用を行うもので、F5 NGINXチームによって仕様と開発が進められています。これまでもIngressリソースを前提とした外部リクエストのコントロールがありますが、よりシンプルな設定方法や様々なチームによる管理を目的としたリソース管理が支持を得ております。本セッションではNGINX Custom Resource Definition (VirtulServer/VirtuServerRoute)のご紹介と適用をデモを交えながら解説します。

F5ネットワークスジャパン合同会社 鈴木 孝彰

SREのはじめ方 NTTドコモ サービスデザイン部”RAFTEL”が実践するサービスレベルの計測と可視化

今、多くの企業でサービスの信頼性を担うSite Reliability Engineering(SRE)の組織やエンジニアロールが立ち上げられ始めています。しかし元々はインフラやその運用エンジニアとして活動していたチームが、どのように SRE を担うエンジニアへと変革を遂げて行けばいいでしょうか?そこでまずは SRE の基本を振り返りながら、SREのミッション、SLI/SLO/SLAの基本を解説します。
またセッションの後半では、NTT ドコモのサービスデザイン部 宮川様にご登壇をいただきます。NTT ドコモは動画、音楽、電子書籍や決済サービスなど50種類以上のデジタルサービスを7,800万人に提供しており、それらサービスの中核となる新たな統合 API 基盤の実運用を開始しています。その運用を担う SRE チームでは、月に数十億のトランザクションを捌くだけでなく今後さらに数十倍に拡大するシステムを見越しつつも、運用負荷を高めることなくサービスレベルを向上させる取り組みを行っています。サービスデザイン部がいかにして多数のサービスとトランザクションを効率的に捌くためのサービスレベル管理を実践しているのか、その実例をお話いただきます。

New Relic 株式会社 清水 毅
NTTドコモ株式会社 宮川 倫

TCO、TCEを削減する高効率グリーンデータセンターソリューション

省エネルギー、高効率、高性能なサーバー&ストレージ製品は、OCP3.0対応で柔軟に帯域を選択可能なディスアグリゲートAIOMネットワークモジュール、高い外気温度でも運用可能な高効率な外気冷却技術や液冷技術など、柔軟な構成、設置面積を最小に抑える高密度実装、優れた保守性を実現するフロント&リアアクセスの選択などを実現、データセンターの運用を高度に支援するハードウェアソリューションをご紹介します。

Super Micro Computer, Inc. 荒 亮智

社内基盤(情シス、開発環境)

大規模オンラインカンファレンスを、コミュニティーメンバーだけで運用したらこうなった

3月に開催されたCloudNative Days Spring 2021 ONLINE。90セッション、7トラックという大規模に行われたこのオンラインカンファレンスを、基盤の運用からイベントプラットフォームの開発、当日の配信オペレーションまで、全てをコミュニティメンバーのみで行いました。限られた人数、限られた稼働でこの規模のイベントを回すために作った自動化の数々。果たしてこの無謀ともいえる挑戦は上手くいったのでしょうか。今回は、そんなカンファレンス運用にまつわる成功から失敗まで、包み隠さずお話したいと思います。

CloudNative Days 草間一人

冴えない開発環境の育て方

社内で開発に利用するJenkins やSonatype Nexus、Docker registry といったソフトウエアは有志がたてて使っているうちに、実績を持ってしまい依存していくことが多いです。時間がたつと、これらは塩漬けになってしまいます。これらのサーバは手作業でアドホックにたてられており、片手間に運用されていたり、時間が経って管理者が不在な状態になっていました。そんな中、これらのサーバをどのように改善していったかをお話ししようと思います。

blessing software あさぎ

CyberAgentでのサーバ選定手法の紹介

PrivateCloudで使用する、NIC・NVMe・CPU・シャーシを選定する際、運用時の目線も含め、どのような試験を行い選定しているのかを紹介します。

株式会社サイバーエージェント 知念 洋樹

不要リソース削除漏れ通知システムによるコスト削減
※2022年6月末までの公開

AWSのコストを下げたいと思っている人、技術習得を推進する人向けの講演です。
不要になったリソースをそのままにしていませんか?小さなリソースでも放置しておくと利用者のコスト意識が下がるだけでなく、棚卸が困難になります。本講演では、Lambdaを活用したリソース削除漏れ通知システムについてお話します。また、利便性とコスト両面を考慮したAWSアカウント利用ルールの導入事例をご紹介します。

東日本電信電話株式会社/ネットワーク事業推進本部 田口 裕真

組み込みシステムもクラウド+ハードウェア実機でCI/CDしよう

コネクテッドなハードウェアを取り巻くソフトウェアを考える際に、1つはクラウド側、もう1つはデバイス側のソフトウェアの開発・運用があります。そのうち、今回はデバイス側のソフトウェアのビルド、テストをRaspberry Pi + Ubuntu+各種センサー/アクチュエーターを例にとり、CircleCIのArm Executor + セルフホステッドランナーを使い、クラウドで一元管理しながら進めていく手法をご紹介します。

CircleCI合同会社 Developer Advocate 舟木 将彦

CI/CDでもモジュール化+再利用を高める

CircleCIではCI/CDの自動化定義をコンフィグと呼ばれるテキストファイル上に記述します。コンフィグはVCSのリポジトリごとに用意し、共有することが可能なので、プロジェクトに関係する誰もが自動化の恩恵を受けられる反面、記述内容が増えるほど、全体の見通しが悪くなります。今回はOrbsという仕組みで再利用性をどう高められるかをご紹介します。

CircleCI合同会社 Developer Advocate 舟木 将彦

NGINX PlusとDeviceID+を組み合わせた高度な攻撃に対する通信の可視化

攻撃者はお客様にとって重要なアプリケーションやデータを狙います。その攻撃はオンレミス、クラウド、コンテナ環境など動作環境を問わず行われ、更に正常な通信の中に紛れ込む通信の把握は簡単なものではありません。
本セッションではKubernetes環境で最も利用されているNGINXを用い、DeviceID単位で通信を把握することにより、お客様環境のログ管理ツールと組み合わせてご利用いただける有益な情報についてご紹介いたします。

F5ネットワークスジャパン合同会社 松本 央

HinemosでAzure運用を実現するメリット

HinemosでAWS運用を実現するメリットをご紹介するコンテンツが好評をいただきましたため、新たにAzure版をご用意しました。Azure上のシステムの運用管理に対する課題は何か、それをどの様にHinemosが解決するか、また、よくある疑問・質問をFAQ的にご紹介します。

NTT データ先端技術株式会社 中村 洸平

HinemosでAWS運用を実現するメリット

AWS上に構築されたシステムの運用管理を「Hinemos」で実現するメリットを、よくあるご質問や、クラウド運用におけるHinemosならではの機能紹介も交えながら、ご紹介します。

NTT データ先端技術株式会社 石田 純一

35,000人の全社員がいきなり リモートワークしたら こうなった

私は VMware で社員向けITのサポートをしています。
COVID-19 が未だに大変な猛威をふるっていますが、VMware では 2020年の2月中旬頃から全社員に特別な理由がない限り出社しないことを推奨する通達がされ、ほとんどの社員が全面的にリモートワークを開始することになりました。
全世界で 35,000人の様々な役割を持つ社員に向けて、これまでと変わらない使いやすく、セキュアな業務環境をどのように提供したのかお話します。

ヴイエムウェア株式会社 下出 憲政

インシデント対応のDX化、デジタルトランスフォーメーションとは?

DX化及びクラウドへのマイグレーションが進む中、企業は常時顧客やユーザにデジタルサービスの稼働と提供を求められてきています。その中、インシデント発生時の対応をよりプロアクティブに行うことが重要となります。本セッションではPagerDutyが調査したデータを元に現在企業がどのようにインシデント対応を重要視することでビジネスの価値を高めているかご説明いたします。

pagerduty 大塚 清尊

クラウドマイグレーションにおけるインシデント対応の自動化

ビジネスのデジタル化が進む中、インシデント対応の効率化がより重要となってきております。本セッションではPagerDutyがどのようにインシデント対応の効率化を実現しているか、お客様の利用例を含めてのデモンストレーションを実施いたします。

pagerduty 大塚 清尊

運用自動化(Dev/Ops、CI/CD)

わくわくゼロ・タッチ・オペレーション@商用クラウドサービス

システム運用にうんざりの方、必見!クラウドサービスを運用する我々が、ゼロ・タッチ・オペレーションのシシテムを開発し運用(DevOpS)。
クラウドサービスの運用が超楽に、運用品質が向上し、Happy。やればできる。3つのキモ:ワークフロー×Ansible、共通DB、API連携。
DB:100万レコード以上、3万警報以上/月、稼働100%削減、回復時間1/10。電子情報通信学会の研究賞(2019年)

NTTコム エンジニアリング株式会社 小山 和邦

Go  製の運用ツールを使った kubernetes 運用と、その注意点

現在 Volterra 社 (F5 Networks 社) の DevOps Engineer として、世界 14箇所の POP の運用に携わっています。弊社では、運用ツールを含めた多くの仕組みを、 Go を使ったサービスで実施しており、一般的に Ansible 等で実施されることが多い設定変更、アップグレード等のタスクを、 Go を使ったツールを使って 自動化しています。結果としてスケーラビリティ等については 改善がみられているのですが、 Go の文字列 template, threaddump / heapdump の取得など、新たに 運用者を悩ませる事柄も出てきており、このあたりについて、共有できれば、と思います。

F5 Networks 長縄 達也

NFVでクラウドネイティブに変わる電話会社の運用(KDDI編)

NFVは仮想化技術として、インフラ技術の視点で語られることが非常に多いかと思います。

他方、NFV化によってネットワークのソフトウェア化が進んだことで、独特の文化もあるキャリアのコアネットワークの運用も大きく進化しています。

昨年はNFVでの仮想化基盤の話をさせていただきましたが、
今年は旧来の「電話会社」な運用が、仮想化、NFV化を機に
どう変わったのか、どう変わろうとしているのかを紹介します。

KDDI株式会社 辻広志、木場仁美、山中貴司

新入社員が9ヶ月でクラウド運用の自動化システムを作ってみた
※2022年6月末までの公開

定型業務をどうにかしたい方、AWSのサーバーレスアーキテクチャに興味がある方向けの講演です。運用中、高い頻度で実施する定型業務はありませんか?弊社では、運用に生じる定型業務を、AWSでシステム化し、運用者の稼働を抑える施策を実施しました。本講演では、構築の基盤として利用したLambda・Step Functionsの基本知識と構築したシステムの設計をお伝えし、日々の定型業務の自動化を後押しするようなプレゼンを目指します。

東日本電信電話株式会社 坂齊 史奈子

そのAnsible Playbook,本当に実環境で動くの?

システムインフラの構築ツールであるAnsibleは初心者にもわかりやすく様々な場面で使われています.一方で、システムインフラを構築する,リモートノードに設定を施すというソフトウェアの性質上,作成されたPlaybookが意図した通りに動くのか事前にテストするのが難しいという課題があります.本セッションでは実サービスへの適用時にバグが発覚するのを防ぐためgithub actionsなどのCIを用いてAnsible Playbookを事前にテストし,品質確保する方法を実運用の体験を踏まえて紹介します.

NTTソフトウェアイノベーションセンタ 露崎 浩太

CI/CDで作りやすく・使いやすいサーバーレスなAPI開発

これまではウェブやスマホアプリで人がアクセスしていたサービス、でも一番アクセスしたがっているのは「システム」かも知れません。
サーバレスなAPIをどう開発し、どう公開するか?
CircleCIを使ってCI/CDを回す、つまり品質を早めに作りこむというところにとどまらず、APIにアクセスしようとする開発者にとっても使いやすいAPIをお届けするための道具立てをご紹介します。

CircleCI合同会社 Developer Advocate 舟木 将彦

OSSジョブ管理ツールの定番JobSchedulerの最新版JS7®のご紹介

JS7®は従来のJobScheduler V.1系を完全に作り直し、高信頼でスケーラブルな非同期・疎結合アーキテクチャーとなりました。
従来からあるプログラマブルなAPI環境、柔軟なスケジュール、簡単な条件分岐などの運用し易さはそのままに、より高度な分散環境でも高信頼性の運用を可能にします。
ジョブ管理ツールが抱える問題は、それ自身が持つデータベースやネットワークへの依存性のために、それらが障害時にジョブの実行制御ができなくなることでした。特にクラウドネイティブな環境では、障害があることを前提にシステム運用を考えなければいけません。
JS7®では、使用するデータベースやネットワークに障害が発生しても、ジョブ実行制御には支障がありません。障害発生中も計画されたジョブは実行し続け、障害復旧後に実行結果やログが自動的にリストアされます。

OSSラボ株式会社 船井 覚

The Fourth Age of SRE: No SRE を目指して

“97 Things Every SRE Should Know” (O’Reilly)の”The Third Age of SRE”では、SREを3つの時代に分類して紹介しています。
「First / Second Ageで、SREはGoogle独自のものから一般的に知られる職業になった。Third Ageでは、すべてのエンジニアが仕事の一部としてSREの役割を担えるようになるだろう。」
本セッションでは私が考える “The Fourth Age of SRE” と、プレイドで行っている”Fourth Age”への取り組みについてご紹介します。

株式会社プレイド 松井 大騎

これからはじめるKubernetes運用 – OpenShift の存在意義 –

Kubernetesを活用したいユーザーは急激に増えています。一方で,似たような壁に行く手を阻まれているユーザーが多く見られます。K8sをキーテクノロジーとして導入するための下支えとして,OpenShiftはテクノロジーによって,K8sの運用負荷を軽減し,K8s活用を促進するための仕組みを多数導入しています。
本セッションでは,OpenShiftをより正しく捉えて頂けるように基礎的な概要およびコンセプトについてお伝えします。

レッドハット株式会社 斎藤 和史

クラウド運用者から見たRed Hat OpenShift Service on AWSの使いどころ

クラウド運用者はオンプレ、プライベート/パブリッククラウド、エッジといった基盤で業務を行う事が求められており、全ての基盤を100%活用するのは時間的、学習コストの面で難しく、省力化できるポイントを探る必要があります。Red Hat OpenShift Service on AWS、通称ROSAを使う事でパブリッククラウドの面はマネージドOpenShiftにオフロードすることができ省力化に貢献することができます。
本セッションではROSAの紹介に加えて、ハイブリッドクラウドにおける立ち位置、技術情報をお伝えします。

レッドハット株式会社 伊藤 拓矢

Red Hat Advanced Cluster Management for Kubernetes 最新情報

Kubernetes クラスターを開発、ステージング、本番環境と複数維持したり、Edge用に複数のクラスターをデプロイしたい。という需要が増えつつあります。
複数の Kuberentes 環境の構成管理を自動化できるだけなく、クラスタ間のネットワークを接続し、各クラスター内の Service を Pod 間で透過的に参照可能にするなど、マルチクラスタ管理の利便性と可能性を広げるツールである Red Hat Advanced Cluster Management for Kuberenetes (通称:ACM) の最新情報をお届けします。

レッドハット株式会社 花田 祐樹

Datadogで実現するリアルユーザーモニタリング

システムの指標は健全でもWebやスマホアプリのサービスのパフォーマンス低下や停止というトラブルは頻繁に起きています。ユーザーより先にパフォーマンスの問題を察知して、バックエンドとフロントエンドの問題をいち早く解決するためのモニタリング、根本原因分析の手法を、Datadog RUM、Synthetics、APMのデモを交えて解説します。

Datadog Inc. Jack Wang

運用苦労話(しくじり、トラシュー)

Ansibleのトラブルシューティング 2021

Ansibleを利用したオペレーションの自動化を推進している方を対象に、テクニカルサポートに寄せられる運用の現場からのさまざまなトラブルから、Ansibleでの自動化を実現するうえで、避けては通れないトラブルの調査・解析手法、そして致命的なトラブルを未然に防ぐためのアプローチを紹介します。

レッドハット株式会社 齊藤 秀喜

Yahoo! JAPANのIaaSを支えるKubernetesクラスタのアップデート苦労話

Yahoo! JAPANのIaaS基盤では200超のOpenStackクラスタが稼働しており、それらのコントロールプレーンをKubernetes上にデプロイしています。IaaSチームで管理している十数のKubernetesクラスタは非常に古いバージョンのKubernetesとHelmのまま運用が続けられていたため、現在、段階的にバージョンアップを行なっています。このような大規模クラスタ群をメンテナンスする中で、工夫した点や失敗した点、得られた知見を紹介します。

ヤフー株式会社 高橋 陽太

SNOW, AnsibleによるOpenstack仮想化基盤のVer. Up工事自動化と気づき

約3,000台もあるOpenstack仮想化基盤の全物理サーバVersion Up工事の、ServiceNOW, Ansibleを用いた自動化を目指す中での苦労とその結果について講演いたします。
各テクノロジーの詳細は割愛致しますが、今後、定型作業を自動化してみたい方や、自動化推進の中での運用部隊の在り方にご興味がある方などがご傾聴頂けますと幸いです。

NTTコム エンジニアリング株式会社 山崎達也、佐々木喜優

ハイブリッドクラウド移行までの泥臭い道のり

複数の社内ITシステムと協調しているようなシステムはアーキテクチャ・運用モデルともに硬直しがちです。本セッションでは、NTTコミュニケーションズが、このような既存システムをハイブリッドクラウド基盤へ移行するまでのリアルな軌跡をご紹介します。
具体的には、それぞれのITシステムの事情・ポリシーと戦い(折り合い)ながら、コンテナ、Private Kubernetesクラスタ、Infrastructure as Code、サービスメッシュといった技術を1つ1つ選択・組み入れながら、新しい運用モデルを作り上げるまでの道のりをご紹介します。

NTTコミュニケーションズ株式会社 船柳 孝明

Kubernetesでコンテナを使ってサービス化したら運用者がログを追えなくて工夫した話

サービスを運用する上で最も大切な情報の1つが「ログ」です。 CloudNative界隈やパブリッククラウドでもログを扱うサービスは多く存在しますが、それを運用する人たちは新しい環境にすぐに対応できるでしょうか? 本セッションでは、オンプレミスで実績のあるアプリケーションをk8sへ展開した中で運用者がぶつかった「ログ」の課題を共有すると同時に、泥臭くてもいいじゃないかと運用者に歩み寄った話をしたいと思います。

NTTコミュニケーションズ株式会社 昔農 凜太朗

Workload Orchestration “Nomad” を使いたおす

クラウドかon-premiseかを問わず、KubernetesやSwarmといったContainer Orchestrationツールを用いて本番環境を運用することがスタンダードになりました。これらのツールに比べると、Nomadは広く認知されているとは言えませんが、Workload Orchestrationツールとも呼ばれるNomadはコンテナ化されていないアプリケーションも扱えるなど、Kubernetes等とは異なる利点があります。
このセッションでは、CircleCIでのNomad運用事例を通して、Nomadの使い所や具体的な運用方法を紹介します。

CircleCI合同会社 Developer Advocate 宇佐美 佑

SREだけでサービスレベルを向上する方法
NTT ドコモ イノベーション統括部が実現したサービスレベル向上のユースケース

このセッションでは実際に SRE として取り組む1つのユースケースを考えてみます。例えば、SRE はアクセスが急増するシステムの信頼性をどのように向上させることができるでしょうか。システムの保守ではなく、サービスレベルを SRE だけで向上させる、その実践方法についてお話します。

またセッションの後半では、NTTドコモのイノベーション統括部 神崎様にご登壇いただきます。イノベーション統括部では、社内外20,000ユーザーが利用し、3,700ものプロジェクトが稼働するクラウド共通基盤を運用しています。特に近年コロナの影響でアクセスが急増、トランザクションを捌き切れなくなったシステムを、New Relic を使い大きく改善、サービスレベルを向上させることに成功しています。イノベーション統括部で実際どのようにしてボトルネックを特定しサービスレベルの改善を実現したのか、その実例をお話いただきます。

New Relic 株式会社 清水 毅
NTTドコモ株式会社  神崎 由紀

これやったの誰?

システム開発/運用の現場で頻繁に湧き上がるこの疑問。DevOpsと併せて「自動化」を進めて行く中で、自動化したオペレーションに対しても生じたこの疑問に、実業務の中で改めて向き合ってみました。
上記事例の詳細と現時点での我々の答えについて紹介します。

株式会社カサレアル 技術部  新津 佐内

10年運用するOpenStack

10年間使えるプライベートクラウドにはどのような要素が大切かを考えてみました。
パブリッククラウドの存在を念頭に置き、維持費、技術変化、ビジネスリスク管理の観点からUbuntu/Canonicalの優位性を説明いたします。

Canonical 柴田 憲吾

詰まったログ~ElasticSearch分散化の落とし穴~

弊社では収集したサーバログをElasticsearchにて管理、運用をしています。
Elasticsearch基盤の老朽化のためリプレース及び分散化を実施した際に性能考慮不足によるログ収集不備などの事象が発生しました。
監視項目の追加やパラメータチューニングにより事なきを得ましたが、同じ失敗を増やさないためにも事例を共有させていただきます。

AXLBIT株式会社 家村 勇輔

「Kubernetes Operator」- Day2オペレーションはどう変わるか-

Kubernetes環境では多数のコンテナアプリケーションの管理において、自動化による運用の効率化が必要となります。
しかしながら、Kubernetesでは自動化できる範囲が限られます。Kubenetesの基本的な機能ではできない自動化については、Kubenetesの機能を拡張管理する手段として Kubenetes Operatorがあります。
本セッションではKubenetes Operatorによりアプリケーション運用がどうかわるのか、Kubenetes Operatorの概要を実装事例とともにご紹介いたします。

レッドハット株式会社 三島 匡史

あなたの K8s はPet型?Cattle型?〜手間暇かけて世話するk8sはやめよう〜

2025年の崖“問題に向けて様々な企業がDX推進に取り組んでおり、アプリのモダン化、インフラのKubernetes(k8s)採用などが促進されているのは皆さんご存知かと思います。
本セッションではk8s運用に関するtipsとして、手間暇かけて個別最適化したPet型のk8sが今後のDXの足かせになることを警鐘していくとともに、個別最適化の必要がないCattle型のk8sを増やしていくか、VMwareのソリューションがどのようにCattle型のk8sを増やすのに貢献できるかを20分間でお伝えいたします。

ヴイエムウェア株式会社 黒沢 勇

継続的デリバリーを実現する大規模スクラム開発体制への挑戦

継続的デリバリーの実現において、以下の課題をお持ちではないでしょうか?
・メンバー間の情報共有の時間が多く、期待したベロシティ(成果)があがらない。
・メンバーを増強するも、立ち上げに時間がかかる。
私たちはスクラムチームの変革により上記課題を改善しました。これによりイベント時間の50%削減、ベロシティの200%向上。新規開発や開発負債の改善が出来るチームに生まれ変わり、メンバーのモチベーションも向上しました。

KDDI株式会社 岩間 解

CNTOM

E2Eネットワークスライシングの実現へ向けた ジュニパーのアプローチ

ネットワークスライシングやEdge Cloudが今後の5Gサービスや様々なアプリケーションを展開していく上で重要な技術になっていると思います。
ジュニパーがエンドツーエンドネットワークスライシング実現に向けてどう言った取り組みをしているかのご紹介と、仮想/コンテナで構成されるEdge Cloudの基盤とトランスポートネットワークでどの様にネットワークスライシングを構成するかをご紹介させて頂きます。
最後にジュニパーのE2Eネットワークスライシング実現に向けての新たな取り組みについてもご紹介をいたします。

ジュニパーネットワークス株式会社 須賀 雅也

最新世代のデータセンター向け製品と、ネットワーク技術の紹介

「パフォーマンスの向上が優れた柔軟性を実現」を掲げている、第3世代インテル® Xeon® スケーラブル・プラットフォーム ポートフォリオ製品とソリューションにつきまして、ご紹介いたします。また、弊社Network Platforms Groupの、最新のネットワーク技術取組みにつきましても、かいつまんでご説明させていただきます。

インテル株式会社 小鮒 亮介

Zero Touch Provisioning実現に向けた取り組み

楽天モバイルでは、仮想化/コンテナ技術のメリットを最大限享受するために構築・運用自動化しています。これにより、お客様に安定的なモバイルサービスを競争力のある料金プランで提供することを可能にしています。本セッションでは自動化をどう実現したかお話しします。主にプラットフォームレイヤを自動化する際の課題と取り組んだ方法について解説します。

Rakuten Mobile, Inc. オ ジャヨン

Service Based Architectureを採用する5GCの標準化動向

3GPPで進められた5Gの標準化ではコアネットワークに5GCを採用しています。5Gで必要となる新たな要求条件を満たすべく、4Gでコアネットワークに採用したEPCと異なるアーキテクチャとプロトコルを採用しており、コアネットワークの仕組みが変化しています。3GPPの標準動向として5GCを採用した流れやその概要をご説明いたします。

NTTドコモ 石川寛

テレコムネットワーク入門 〜いまさら聞けない 5G あれこれ〜

本講演は、5G の携帯電話網に関してあまり詳しくない方向けに、4G と 5G の違いは何なのか、そもそも携帯電話網ってどうやって動いているのか等、いまさら本会議では堂々と質問できないような 5G の初歩的な知識に関して解説します。本講義を履修すれば、あなたも 5G のプロに一歩近づけます。一歩だけですけどね。

東京大学 関谷 勇司