CLOSING EVENT

2022年7月27日(水)ハイブリッド開催

   Cloud Operator Days Tokyo 2022 クロージングイベント

■ クロージングイベント開催概要 ■

ワンデイクロージングイベントは、リアル & オンラインライブ配信のハイブリッド形式で実施し、江崎 浩 氏 (デジタル庁 Chief Architect/東京大学 教授)氏による基調講演、公募セッションなどを総括するパネルディスカッション、ならびに、困難な課題を乗り越えた努力や工夫、若手エンジニアの希望となる体験談など、様々な観点で公募セッションを審査し、優れた取り組みや注目すべき挑戦を「輝け!クラウドオペレーターアワード」として表彰します。

日時:2022年7月27日(水) 10:00-17:20
開催形態:ハイブリッド開催 (リアル & オンラインライブ配信)
会場:御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター 2F sola city HALL

内容:CODT2022を締めくくるクロージングイベント (ハイブリッド開催)基調講演、パネルディスカッション、輝け!クラウドオペレーターアワード表彰式、OpsWorkshop 

Operators Workshop (OpsWorkshop) 同時開催決定! 

日時:2022年7月27日(水) 10:00-17:00
開催形態:リアル
会場:御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター 2F Terrace Room

本セッションはワークショップ型セッションです。
#Cloud Operator Daysのリアルイベント登録者であればどなたでもご参加いただけます。2階総合受付へお越しください。

クラウド・社内システムなどのインフラ運用者による運用課題やノウハウ共有、開発側へのフィードバック、運用者コミュニティの形成などを目的とし、トピック毎に皆でワイワイと意見を交わす場となります。
セッションごとのモデレータを中心に、K8sやOpenStackを始めとした技術議論や、人材育成、チームビルディングといった技術以外のトピックなど、インフラオペレーションに関する話題を幅広く取り上げます。
参加者同士による議論・意見交換を目的としていますので、事前の資料準備などは必要ありません。ベテランから若手まで、どなたでも自由に参加いただけます。また、会社や組織を代表した意見である必要はなく、参加者個人の見解・経験での議論を前提としておりますのでお気軽にご参加ください。

今回取り上げる予定のトピックは、
– Cloud Nativeと組織論
– オンプレK8s活用
– テレコ事情
などです。

トピック及び時間割りは Etherpad ( https://etherpad.openstack.org/p/JP-Ops-workshop-13 ) に掲載しておりますので最新情報をご確認ください。

■ クロージングイベントプログラム ■

10:00-10:10 オープニング
長谷川 章博 (CODT2022 実行委会 委員長/AXLBIT株式会社)

10:10-10:50 キーノートセッション① 

デジタル田園都市構想を実現するクラウドインフラ
デジタル田園都市国家構想は、Society5.0実現に向けた国家戦略であり、コロナ禍は、さらに、SDGsとカーボンニュートラルの実現を人類の必須条件とした。DXとCNの実現を単一組織で実現するだけでは不可能であり、サプライチェーンでのシステムの設計・実装・運用が、ローカル・国内・グローバルで実現されることが必須となる。さらに、情報通信システム自身の革新的な進化が、デバイス・実装構造・運用のすべての領域において必要となる。

江崎 浩 氏 (デジタル庁 Chief Architect/東京大学 教授)

10:50-11:20 キーノートセッション②

Combining Forces: How Open Source Cloud Collaboration is Tackling a Trillion Dollar Industry
Experts project that the technology industry is on pace to exceed $5.3 trillion in 2022 (source: IDC). The OpenInfra Foundation will discuss where the cloud market sits within this multi-trillion dollar industry, and how the OpenInfra Foundation is assembling open source communities backed by a growing group of organizations. Together, they are building new open source communities to address emerging open infrastructure demands including confidential computing, digital sovereignty, DPUs, ESI, and security. Hear what challenges these cloud operators are facing and how open source enables collaboration without boundaries.

Mark Collier (COO, OpenInfra Foundation)

11:20-12:00 キーノートセッション③

ドコモMECの実現とクラウドのリアル
NTTドコモでは5G時代の新しいサービスとして、docomo Open Innovation Cloud(現ドコモMEC)を2020年6月から提供を開始しました。また、国内初となる大都市圏以外でのMEC提供も今年の4月から開始しております。ドコモに限らず、他のキャリアも続々とMECサービスを開始しているなかで、そもそも5GのMECとは何なのか、パブリッククラウドと何が違うのか、ドコモのMECはどのように提供されているのか、また今後どうしようとしているのかについてご紹介します。


秋永 和計 (株式会社NTTドコモ クロステック開発部 担当部長)

13:10-14:20 よそはどうなの? Cloud CoEパネルディスカッション
※アーカイブ非公開セッション

Cloud Center of Excellence(CCoE)とよばれる全社横断型のクラウド推進組織を立ち上げる企業が増えています。なかなか進まないクラウド活用を推進、既にクラウド活用が進んでいるので統制、クラウドに関わるトラブル対応の集約等々、各社のミッションは異なります。本パネルディスカッションでは、昨年、日本初の「CCoE本」を上梓したグーグルクラウドジャパン合同会社 黒須義一さんと、共著の酒井真弓さんがモデレータ、東日本電信電話株式会社、株式会社日立ソリューションズ、株式会社デンソーでCCoEをリードしているエンジニアがパネリストとして登壇し、CCoEの役割と苦労話について語っていただきます。なかなか聞けない組織論をテーマとしており、クラウド活用・運用に課題を感じている方必聴です。

参考:CCoE関連のオンデマンドセッション詳細

CCoE特別講座 ~エンジニアに贈るクラウド推進組織活用法~
https://event.cloudopsdays.com/codt2022/talks/12

通信だけの会社じゃない!NTT東日本が取り組むCCoE活動
https://event.cloudopsdays.com/codt2022/talks/25

たった3名でCloud CoEを立ち上げてみた
https://event.cloudopsdays.com/codt2022/talks/39

モデレーター:

酒井 真弓(ノンフィクションライター)
ノンフィクションライター、広報、イベント企画、マネージャーとして、行政から民間まで幅広く記事執筆、企画運営に奔走。日本初となるGoogle Cloud公式エンタープライズユーザー会「Jagu’e’r(ジャガー)」のアンバサダー。著書『ルポ 日本のDX最前線』 (集英社インターナショナル)、『DXを成功に導くクラウド活用推進ガイド CCoEベストプラクティス』(日経BP)、『なぜ九州のホームセンターが国内有数のDX企業になれたか』(ダイヤモンド社)


黒須 義一(グーグルクラウドジャパン合同会社)
グーグルクラウドジャパン合同会社 パートナー事業本部 パートナー デベロップメント マネージャー
ブラザー工業にてグリッドコンピューティングをベースとしたコンテンツ配信プラットフォームを事業化。以後NTTPCコミュニケーションズでの事業企画を経て富士ゼロックス(当時)やみずほフィナンシャルグループにてCCoEを立ち上げ、マルチクラウド導入を推進。2020年6月より現職。GoogleCloudのパートナー事業拡大に携わる傍ら、日本初となるGoogleCloudの公式エンタープライズユーザー会「Jagu’e’r」を設立。同ユーザー会の発起人兼オーナー。CCoE研究分科会長。

パネリスト:

栗原 浩(株式会社デンソー)
1997年に日本IBMに入社。電機、自動車などの法人顧客を担当。アプリ、インフラの設計と実装のプロジェクト経験を重ねた後、ITアーキテクトとしてIoT、AI、Analytics、Cloud、Securityなどのソフトウェアを組み合わせた担当顧客向けのソリューション設計と提案をリード。2018年8月よりデンソーに入社。同年10月にSRE課を立ち上げてから現在に至るまで、課として社内外の複数のプロダクト開発に参画。2022年3月よりDigital Innovation室長も担当。


五味 健太(東日本電信電話株式会社)
データセンタ、サーバやネットワークのオンプレ装置や仮想化技術を経験。
現在はパブリッククラウドを活用したサービスの運用やパブリッククラウドを活用した開発、CCoEに従事。
2021/2022 APN ALL AWS Certifications Engineersを受賞。


三好 秀徳(株式会社日立ソリューションズ)
2003年日立システムアンドサービス(現日立ソリューションズ)に入社。 多くの金融系業務システムの構築に従事後、生産技術部門にてソフトウェア開発における生産性向上施策に従事。2020年2月に立ち上がったCloud CoE部門に当初から参画。

14:30-15:10 「輝け!クラウドオペレーターアワード2022」授賞式
審査委員:
関谷 勇司 (東京大学 教授)
新野 淳一(ITジャーナリスト/Publickeyブロガー)
松下 康之 (フリーランスライター)
高橋 正和 (フリーランスライター)

15:20-16:00 特別講演 「CSDX: クレディセゾンのDXへの取り組み」

クレディセゾンでは2019年からデジタル人材の採用と育成を加速させ、2021年にはCSDX Visionを策定し、2024年にはデジタル人材を全社員の20%超の1000人に、2025年にはシステムの80%をクラウドに移行することを目指しています。従来の安定性重視のスタンス(モード1)と、スタートアップ的なスピード重視のスタンス(モード2)を互いに否定することなく融和させ、企画、開発、運用に取り組んでいるのかをご紹介します。


小野 和俊 (株式会社クレディセゾン 取締役(兼)専務執行役員 CTO(兼)CIO)

16:10-17:10 パネルディスカッション「テレコム運用のクラウドネイティブ化における持続性の課題

5G時代にむけ、通信事業者でもNFV基盤などにおけるクラウドネイティブ化が進められています。一方で高いSLAなど、キャリアならではの課題もあります。本セッションでは、昨年に引き続き、主要モバイルキャリアのメンバーに登壇いただき、テレコム運用におけるクラウドネイティブ化の課題や、運用の工夫、導入前後の運用の変化など、生の声を聞かせていただきます。本セッションはCloud Native Telecom Operators Meetup(CNTOM)とのコラボセッションとなります。

モデレーター:
関谷 勇司 (東京大学 教授)

パネリスト:

清水 和人(株式会社NTTドコモ)
ドコモ入社後、 LTEコアネットワーク(EPC)装置の仮想化プロジェクトで仕様検討を担当しNFVに携わる。以降、NFVと切っても切れない関係となる。
現在は5G SAのコアネットワーク (5GC) の仕様検討の傍ら、5GCをパブリッククラウドと自社仮想化基盤のハイブリッド構成で動作させる実証実験を推進中。本パネルディスカッションは1年ぶり2回目。


Ashiq Khan(ソフトバンク株式会社)
2020年にソフトバンク入社後、全社クラウド基盤の統一化とオペレーションの自動化に従事。NTTドコモにてキャリア開始後、MANETの高品質ルーティング、NFVの基礎研究と標準化、5Gコアネットワークとオペレーションの標準化に携わる。2019年に楽天モバイルにて世界初完全仮想化型モバイルネットワークとvRANの商用導入を担当。ETSI ZSMのネットワークオペレータカウンシル(NOC)の初代議長。2015年に筑波大学大学院で博士号修得。


小杉正昭(楽天モバイル株式会社)
2019年に楽天モバイル株式会社に入社。完全仮想化クラウドネイティブモバイルネットワークのプラットフォーム設計、構築、運用を担当。また、構築・運用効率化のための自動化開発チームを設立し、日々プロセスや組織の改善に取り組む。
前職の国内ベンダではETSI NFV設立前よりNFV製品開発に従事。その後、標準化検討や数々の実証実験の経験を経て楽天モバイルに入社し現在に至る。

17:10-17:20 クロージング
水野 伸太郎 (日本OpenStackユーザ会 会長/日本電信電話株式会社)