CODT Session Template
AIOps
AIでシステム運用は楽になるのか?
AIによってコードを書く速度もデプロイの頻度も上がりました。しかし、障害が起きれば現場は今も混乱します。AIが上げるのは個人の生産性、一方で障害の影響は組織全体に及ぶ。このミスマッチこそ、運用がラクにならない理由です。本セッションでは、PagerDutyを活用し、組織として障害に向き合う実践的アプローチを紹介します。
草間 一人 / Kazuto Kusama
PagerDuty株式会社 Product Evangelist
PagerDuty Product Evangelist。通信事業者でプラットフォームエンジニアとして活躍した他、Pivotal、VMware、HashiCorpでソリューションエンジニアとして活動。Platform Engineering Meetupオーガナイザー。一般社団法人クラウドネイティブイノベーターズ協会 代表理事、一般社団法人SREコネクト 理事。
GoogleCloudのAIエージェントが過去エラーも既知バグも瞬時に発見!属人化を防ぐ運用ハック
「このエラー、前にも発生したらしいが対応した人が不在で分からない」「自社では初事例で大慌てしたのに、世間ではよく知られた不具合だった」。そんな「知っていればすぐ解決できたのに!」という悔しい経験はありませんか?本セッションでは、Google Cloudに構築したAIエージェントを活用して「チームの誰かが過去に対応した履歴」や「世の中の一般的な解決策」を瞬時に探し出し、目の前の事象と照らし合わせる仕組みをご紹介します。毎日の調査や問い合わせ対応をラクにするヒントをお届けします。
廣瀬 隆博 / Takahiro Hirose
クラウドエース株式会社 シニアエキスパート
ホストコンピューターのカスタマーエンジニアや金融系の COBOL エンジニアを経験後、インフラエンジニアとなる。 現職のクラウドエースでは、SRE としてクラウドネイティブなインフラの構築に携わっている。 過去の経験を活かしたクラウドリフトを得意としている。Google Cloud Parter Top Engineer 2024 , 2026 に選出。
村田 会富 / Kaito Murata
クラウドエース株式会社 エンジニア
クラウドエース第三開発部でテクニカルサポートやってます。最近は28000行程のログをAIに読み取ってもらったおかげで調査時間を5分に短縮できて幸せでした。
生成AIとシステムの境界線を見極める
生成AIで「できる」ことと「やるべき」ことは違う。PoCや市場検証ではAIエージェントで素早く試しピボットを繰り返す手法が有効だが、プロダクション移行時にはワークフローを分解し、定型処理は従来のシステムへ、非定型処理や分析など創造的領域に生成AIを配置する境界設計が不可欠となる。本講演では、生成AIとレガシーシステム双方の得意・不得意を見極め、適切に組み合わせるエンジニアリングの勘所を論じる。
山下 祐生 / Yuki Yamashita
レッドハット株式会社 アソシエイトプリンシパルコンサルタント
ネットワンシステムズ、ビットアイル、Juniper、Red Hatを経て、SDN領域の専門家から自動化・AI領域のコンサルタントへ。現在はAIを活用した業務自動化、システム設計、Agent開発に取り組む。自作キーボードを作る手が止まらない。
AIに運用を任せきれない現実と、それでも任せるための工夫
AI時代において、定型的な運用業務はAIへの代替が進みつつあります。一方で「いかにAIに任せられるか」を追求すると大きな壁に直面します。単にシステムを見せるだけでは重要な問題は解決せず、インシデント対応を完全にエージェント化することも現状困難です。本セッションでは、こうした制約と向き合いながら、我々が実際にどのようにAIへ運用を委任し、品質を維持・向上させているのかを事例を交えてご紹介します。
髙橋 和真 / Kazuma Takahashi
クラウドエース株式会社 ソフトウェアエンジニア
クラウドエース株式会社に所属し、生成AI x 運用保守システムの開発・サービス提供に従事している。SREおよびDevOps領域を専門とし、システムの設計・構築から運用までを一貫して担当。
kagentとMCPで実現するKubernetes-nativeなAIアラート自動応答システム
プライベートクラウドの運用において、アラート発報のたびに発生する煩雑な手動対応の負担を解消するため、AIエージェントフレームワーク「kagent」と各種MCPを組み合わせたアラート自動応答システムを構築しました。AIOpsに関心をいただいているSRE・インフラエンジニアに、Kubernetesのエコシステムを活用したAIエージェントプラットフォームの構築やMCPによる外部ツール連携の知見、また導入時の苦労話を共有致します。
近藤 智文 / Tomofumi Kondo
株式会社サイバーエージェント ソフトウェアエンジニア
2024年に株式会社サイバーエージェントに新卒入社し、プライベートクラウドの開発を行うCIUのIaaS基盤チームに配属。OpenStackやKubernetesをベースとしたシステムの開発・運用に携わり、VMのデータ移行システム開発、ハイパーバイザの仮想ネットワーク設計、Kubernetes Custom ControllerによるIaaSのリソース管理システム開発等に取り組んだ。
AIMS認証とサポートGAIチャット実践から見えた運用者の未来
人材不足や高度化に直面するサポート運用担当者や管理者向けに、ISO/IEC 42001認証に基づくAIマネジメントの考え方と、サポート向けアプリケーション「サポートGAIチャット」の実践事例を解説します。AIを運用者の代替ではなく知識検索・調査支援として活用することで得られた効果と課題を共有し、AI時代に求められる役割や意思決定高度化のポイントを学べる講演であり、具体的な導入の着眼点も把握できます。
熊川 雄祐 / Kumagawa Yusuke
ユニアデックス株式会社 GASSAI技術戦略本部 サービス開発二部 一室 データサイエンティスト
2019年 日本アイ・ビー・エム・ビズインテック株式会社(現 日本アイ・ビー・エムデジタルサービス株式会社)入社。勘定系業務の運用・保守に従事。2024年より、ユニアデックス株式会社にて、社内向けサポートシステムの保守といった、AI関連業務に参画し、現在に至る。
AI時代のSRE・運用を変える ― SECIモデルでまわすチーム変革の実践
本セッションでは、SRE・運用チームでのAI活用を継続的な改善につなげるための実践事例を紹介します。日本発の知識創造理論「SECIモデル」を軸に、カルチャーづくり・コンテキスト化・プラットフォーム化の3つの打ち手によって、属人化やToil、育成不足といった現場の課題に向き合い、チーム変革を進めた取り組みをお話しします。
木村 明雅 / Akimasa KIMURA
KDDI株式会社 コアスタッフ
KDDI入社後、クラウド基盤の保守運用業務に従事。SREとしてクラウドインフラの設計・構築・運用を担い、監視・自動化・標準化による運用改善を推進。現在は大規模なOpenShift基盤の運用を担当し、インフラの信頼性・可用性向上にも取り組んでいる。
楽天流AIを活用したクラウドプラットフォームの開発と運用
楽天グループでは70以上のサービスを展開しております。全サービスを支える大規模クラウドプラットフォームを、組織としてどのようにAIを活用しながら運用し、安定稼働に貢献しているのかをご紹介します。開発運用のフレームワークや組織作り、チャレンジから学んだことなどについてもお伝えします。
橋詰 尚毅 / Naoki Hashizume
楽天グループ株式会社
2010年に新卒で楽天グループ株式会社(当時「楽天株式会社」)に入社。「台湾楽天市場」のアプリエンジニアを経て、2013年よりインフラシステムアーキテクトとして、海外展開も含め、数多くのサービスの立ち上げに従事。現在はクラウドプラットフォームのTAM(Technical Account Manager)および全社的なCCoE(Cloud Center of Excellence)のリードとして、「楽天市場」を筆頭とした楽天グループの全サービスの設計から開発運用までをサポート。
運用苦労話
Kubernetes運用者が開発に入って見えた、開発と運用をつなぐ基盤の価値
Kubernetesを活用した基盤に関わっている一方で、その上で動くアプリケーションや開発者の視点までは十分に見えていないインフラ/運用担当者に向けたセッションです。異動前は基盤のPoCに携わり、異動後は未経験のソフトウェア開発を担当したことで、Kubernetesを触るだけでは見えなかった、開発と運用をつなぐ基盤としての価値を実感しました。AI活用が語られる今だからこそ、その前提となる基盤と開発の接続点をどう捉えるか、アプリとインフラの間にあるギャップから得た学びを共有します。
新谷 翔 / kakeru shintani
NTTドコモビジネス Development Engineer
NTTドコモビジネスでクラウドネイティブ基盤およびソフトウェア開発に携わる開発エンジニア。これまでKubernetesを活用した基盤のPoCや検証環境の構築・運用に従事し、現在は商用サービスにおけるバックエンド開発、API実装、試験、運用設計に取り組んでいる。インフラとアプリケーションの両方に関わった経験を通じて、開発と運用を分けずに捉えることの重要性を実感。Kubernetesやクラウドネイティブ技術を軸に、現場で得た学びや実践知の発信にも取り組んでいる。
知識ほぼゼロでクラウド部配属、しかも運用部隊
情報工学系出身ながらクラウド知識ほぼゼロで、楽天モバイルSREチームへ配属。自学自習で仕事に慣れる一方、変更内容のトラッキング漏れで障害寸前になる失敗も経験しました。そこから学び、煩雑な手動業務をコーディングで自動化。今回はその実践と、AI活用の可能性についてご紹介します。
若松 奏汰 / Sota Wakamatsu
楽天モバイル ソフトウェアエンジニア
ウィスコンシン大学スペリオル校でコンピューターサイエンスを専攻。2025年4月に楽天モバイル株式会社へ入社し、クラウド技術部Application Platform SREグループに所属。現在はクラウドオペレーターとして、トラブルシューティングやクラスター構築業務を中心に業務に従事しています。
日本のAI社会実装を支える次世代GPUクラウドサービス開発への挑戦
NVIDIA GB200 NVL72が採用する「1ラック=1システム」という設計思想を踏まえ、その枠を拡張。物理サーバー単位で分割利用を可能とすることで、スモールスタート可能なHaaSをわずか9ヵ月で商用化しました。
本講演では、未知のハード特性を読み解きマルチテナンシーを実現したインフラ設計、既存リソースを最大限に活用したオーケストレーターやビジネス・運用システム、そして法人サービスとして提供・安定運用できるまでの課題と解決アプローチを紹介します。
谷岡 功基 / Atsuki Tanioka
KDDI株式会社 コア技術統括本部 ネットワーク開発本部 クラウドサービス開発部 コアスタッフ
KDDI入社以来、KDDIクラウドプラットフォームサービスにおけるサーバ開発業務に従事。その後、KDDI Video Management Service および KDDI GPU Cloud のサービス立ち上げに参画し、クラウドサービスの開発を担当。HaaSからSaaSまで多様な提供形態におけるクラウドサービス開発を経験し、基盤設計から実装、運用を見据えた技術検討までを一貫して推進。
杉田 修斗 / Shuto Sugita
KDDI株式会社 コア技術統括本部 ネットワーク開発本部 クラウドサービス開発部 コアスタッフ
2020年にKDDI入社後、社内・モバイル系向け事業用IaaS基盤の開発に従事。開発・運用業務の自動化を主軸として、利用者向け技術支援、ソフトウェアアップグレード、PoCなども担当。現在はKDDI GPU Cloudにおいて、お客さま向けコントロールパネルの開発に携わり、アプリ開発チームのスクラムマスターを務める。
AIは「組織の鏡」だった。AIDDを挫折させないための情報整理とクラウドガバナンス
AIDD(AI駆動開発)を推進する中で見えてきたのは、AIの能力以上に「組織の情報整理」と「開発環境の提供スピード」が成否を分けるという事実でした。本セッションは、AI活用に課題を感じているインフラ・運用担当者に向けて、社内システム開発の実体験を元に、AIが暴き出す組織の負債(情報の散逸・インフラ手配の遅れ)にどう向き合うかを解説します。Google Cloudのガバナンスを活用し、安全かつ爆速でAI開発環境を整える「運用者の新たな立ち回り」を持ち帰っていただけます。
小林 由暁 / Yoshiaki Kobayashi
クラウドエース株式会社 よっしー
Google Cloud全認定資格を保持し、IaCを用いた基盤構築や大規模クラウドリフト案件を牽引。近年はVertex AI等の生成AI導入支援やデータ基盤構築に広く従事。インフラエンジニアの深い知見を活かし、社内外でAI駆動開発(AIDD)を実践。AIの真価を引き出すための、安全かつ高速な開発環境づくりとガバナンス整備に注力している。
APIを腐らせないために——長く使われるAPIを支える運用の現実とAIエージェント時代の運用論
APIのライフサイクルにおいて、開発工程よりも運用期間の方がずっと長い。仕様と実装はじわじわとずれていく。バージョンは積み重なり、古いAPIがいつまでも使われ続け、利用者との合意形成は後回しになる。APIを管理・提供する側が日々向き合う泥臭い現実を正直に語る。 そしてAIエージェント時代、AIがAPIの開発者であり利用者になっていく今、ガバナンスの問題はさらに複雑になり、運用の前提そのものが変わりつつある。「長く使われるAPI」を腐らせないために、何を考え、どこに力を注ぐべきか。 APIの構築・運用に携わる人を対象に、運用現場のリアルな課題と、AIエージェント時代に新たに求められる視点を持ち帰ってもらうことを目指す。
川崎 庸市 / Yoichi Kawasaki
Postman株式会社 Technology Evangelist
外資系クラウドベンダー、国内EC事業会社などを経て、現職。現在は、同社製品の導入支援、教育・普及に取り組む。また、SaaSスタートアップの技術顧問も務める。共著書に「APIファースト Postmanで学ぶ効率的かつ柔軟な開発アプローチ」(翔泳社)、「プログラマーのためのVisual Studio Codeの教科書」(マイナビ出版)などがある。
コアネットワーク仮想化導入開始から10年。完全仮想化完了までの歩み。
ドコモでは2016年にOpenStackベース基盤へのコアネットワークアプリケーションを導入し、2026年に全アプリケーションの完全仮想化を完了した。通信事業として、通常運用時は勿論の事、システム障害/ハードウェア更改/ソフトウェア更改時ユーザ影響を出す事は許されない。その要件を満たすためには前例のない様々な技術的課題への挑戦があった。本発表では、これまでの10年間の開発/運用の中で培ったノウハウを共有する。
安藤 寛史 / Hiroshi Andou
NTTドコモ インフラエンジニア
ドコモコアネットワーク仮想化基盤開発に従事。導入から10年間、調達・マルチベンダインテグレーション・システム更改開発に携わる。。
宇田川 雄貴 / Yuuki Udagawa
NTTドコモ
ドコモコアネットワーク仮想化基盤開発に従事。2018年から8年間、調達・マルチベンダインテグレーション・システム更改開発に携わる。
インフラ運用の「かゆいところ」と向き合う ― 作るLLMと任せるLLMの話
既存製品やOSSに「かゆいところに手が届かない」と感じるインフラ運用の現場は少なくありません。私たちはLLMを活用し、苦手な可視化などの補助ツールを軽量に自作する試行錯誤を重ねてきました。最近ではそれらを統合し、自動化や厳密な権限管理を実現する「運用API」の整備も進めています。本セッションでは、これら地道な現場の歩みを共有し、将来のAI運用も見据えたこれからの運用API基盤のあり方をご紹介します。
木場 仁美 / Hitomi Koba
KDDI株式会社 コアスタッフ
2016年新卒KDDI入社。固定系音声交換機の開発・運用に従事。2018年頃からは、固定音声交換機のNFV化、共通仮想化基盤の開発プロジェクトに参加し、このとき初めて OpenStack に触れる。以降、継続して NFV/仮想化基盤の開発・運用に携わる。
運用自動化
クラウド運用をシンプルに最適化!
~Hinemosで実現するクラウド運用のトータルコスト削減~
パブリッククラウドの採用が業界やシステムを問わず増え続ける中、クラウドの運用管理には依然として多くの課題があります。クラウドのメリットを最大限に享受し、運用のトータルコストを削減するためには、これらの課題を解決するクラウドに最適化した運用管理が求められます。本セッションでは、クラウド運用において発生しやすい課題からHinemosの高度なクラウド対応によるクラウド運用の効率化までご紹介します。
Pradhan Ashish / Pradhan Ashish
株式会社NTTデータ先端技術
株式会社NTTデータ先端技術入社後、Hinemos支援業務を経て、現在はHinemosの開発に携わる。近年ではGoogle Cloud/OCI向け専用機能の開発やHinemosメッセージフィルタの開発/技術支援などクラウド・AI関連の開発に広く携わっている。
セルフサービスから自動運転へ。AIネイティブ・プラットフォームエンジニアリングの実現方法
開発者の認知負荷を下げ、セルフサービス可能な共通基盤を整備するのがプラットフォームエンジニアリングです。しかしAI時代の到来により、その前提は揺らぎつつあります。テンプレートや抽象化に頼らずとも、AIが自動で実装してしまうからです。むしろ求められるのは、逸脱を防ぐガードレールと、適切なコンテキストの提供です。本セッションでは、AI時代に即したプラットフォームのあり方を、実例を交えて解説します。
草間 一人 / Kazuto Kusama
一般社団法人クラウドネイティブイノベーターズ協会 代表理事
一般社団法人クラウドネイティブイノベーターズ協会 代表理事、およびPagerDuty Product Evangelist。通信事業者でプラットフォームエンジニアとして活躍した他、Pivotal、VMware、HashiCorpでソリューションエンジニアとして活動。Platform Engineering Kaigiのオーガナイザーとして、プラットフォームエンジニアリングの普及に携わる。
チームづくり・人材育成
俺たちの新入社員OJT –「一人前」のAWS内製開発メンバー育成 —
我々のAWSインフラ内製開発チームに、2025年9月に新入社員が配属されました。
モチベーションを高めつつ、技術的にも成長してもらえる業務は何だろうか?を考え、 リスクを抑えつつ改善効果の大きいタスクをアサインし、検証環境のコスト90%削減、他部門を巻き込む障害対応訓練実施など、大きな成果を出すことができました。
当セッションでは、新入社員がどのように課題を乗り越え、タスクを達成できたのか?一方でチームリーダーとしてはそれをどのようにサポートできたのか?を、当事者2名で本音で語ります。
松本 健太郎 / Kentaro Matsumoto
KDDI株式会社 エキスパート
近年は主に情シスの立場で、AWS上に構築されたシステムの維持改善を行うとともに、構築・運用ノウハウの蓄積・共有による業務効率化に取り組む。
AWS All Certifications Engineer (2024~)、AWS Community Builder (2025~)
笹谷 晃斗 / Akito Sasaya
KDDI株式会社 コア技術統括本部 ネットワーク開発本部 クラウドサービス開発部 コアスタッフ
新卒入社2年目。情シスにてauのお客様向けWebサービスのAWS基盤の内製開発・運用保守チームに配属。日々の開発・運用保守に加え、開発効率化やクラウドコスト削減など、改善業務にもチャレンジ中。
AI駆動開発のラストワンマイル — 非エンジニア研修と社内ハッカソンが残した運用課題
製造業で2つのAI民主化施策を運営しています。非エンジニアを含む全社向けの2日間集中トレーニング(AIコーディングエージェントで動くプロトタイプを作る)と、エンジニア中心の社内ハッカソン。どちらも「作れる」までは届きました。しかし前者は社内本番化の壁で止まり、後者は作品が単発で消える。社内でAI駆動開発を広げたい運用者・育成担当者の方に、ラストワンマイルを引き取る現在進行形の試行錯誤を共有します。
八神 祥司 / Yoshiji Yagami
株式会社デンソー 担当係長
通信業界でインフラエンジニアとして、オンプレミス環境のネットワークからアプリケーションまで全レイヤの保守運用を経験。プロダクト開発・運用に関わりたい思いから2024年に株式会社デンソーへ転職し、現在はプロダクトSREおよびCCoEとして活動中。社内のAI駆動開発の民主化、ハッカソン運営、AIエージェント時代の運用統制設計に取り組み、「運用者がAIとどう向き合うか」を現場で模索している。
SRE/PFEからAIハーネスへ。タイミー新組織の挑戦から探る、AI時代の運用とキャリアの進化
インフラからSRE、Platform Engineeringへと運用の最適化を進めてきたエンジニアの次なる主戦場は「AI環境の構築」です。本セッションでは、タイミーで5月に発足した「Agent Harness G」の設立背景と「ハーネスエンジニアリング」の概念を交え、組織のAI活用における壁にどう立ち向かうかを紹介します。自動化の先にあるAI時代において、個人と組織の関わりがどう変化するのかを紐解きます。
橋本 和宏 / Kazuhiro Hashimoto
株式会社タイミー Manager
ネットワークエンジニアとしてキャリアをスタート後、クラウドエンジニア、SRE、プラットフォーム、セキュリティエンジニアとキャリアを重ねる。2024年7月タイミー入社、Platform Engineeringチームのマネージャーを経て2026年5月よりAgent Harness G マネージャーとして活動中。
AI時代のセキュリティオペレーション
生成AIの普及により、企業の業務環境だけでなくサイバー攻撃の手法も大きく変化しています。攻撃者はAIを活用して攻撃の自動化・高度化を進める一方、防御側にもAIを活用した新たなセキュリティ運用が求められています。本講演では、AI時代におけるSOC・CSIRT運営の変化や、人とAIの役割分担について解説します。AIを「守る対象」としてだけでなく、「守りに活用する技術」として捉え、これからのセキュリティオペレーションの方向性を考えます。
萩原 健太 / Kenta Hagihara
GOFU株式会社 代表取締役
公共政策学修士(法政大学大学院)。CSIRT/PSIRT構築、人材育成、インシデント対応やサプライチェーンセキュリティを中心に活動。一般社団法人ソフトウェア協会(SAJ)副会長兼サイバーセキュリティ委員長。NICT招聘専門員、株式会社アップデータ取締役。
園田 道夫 / Michio Sonoda
情報通信研究機構(NICT)サイバーセキュリティ研究所ナショナルサイバートレーニングセンター
情報通信研究機構(NICT)サイバーセキュリティ研究所ナショナルサイバートレーニングセンター、情報処理推進機構(IPA)専門委員、九州大学非常勤講師、SECCON事務局長、セキュリティ・キャンププロデュース、情報危機管理コンテスト審査委員、日本セキュリティ大賞審査委員、GOFU株式会社取締役等
OpenStack
200GbE時代に再考するハイパーバイザネットワーク設計
200GbE級のサーバネットワークでは、従来の仮想化基盤におけるネットワーク設計の前提を見直す必要が出てきます。本セッションでは、ハイパーバイザネットワークの高性能化に向けて、OVS-DPDK、vDPA、NIC による virtio エミュレーションといった複数の選択肢を比較検討した過程と、最終的に OVS-DPDK を採用した理由を紹介します。
あわせて、実際の導入・運用の中で見えてきた設計上のポイント、性能を引き出すためのチューニングポイント、そして詰まりやすいポイントを共有します。仮想化基盤やネットワーク基盤を設計・運用している方に向けて、高帯域時代のハイパーバイザネットワークをどのような観点で再考すべきか、また OVS-DPDK 採用時にどのような点を重視すべきかを持ち帰っていただくことを目指します。
神尾 皓 / Akira Kamio
株式会社サイバーエージェント Software Engineer, IaaS Product Owner
2013年にヤフー株式会社へ新卒入社、一貫して OpenStack ベースの大規模プライベートクラウド基盤の設計・開発・運用に従事。2020年に株式会社サイバーエージェント入社。引き続き OpenStack ベースの IaaS 基盤の設計・開発・運用を担当し、現在は IaaS のプロダクトオーナー務める。
Open vSwitch と eBPF で実現する透過 L3DSR
L3DSR は柔軟なネットワーク構成を取れる一方で、サーバ側に特別な設定を求めることが多く、運用上の負担になりがちです。本セッションでは、ユーザ VM への設定変更なしで利用できる透過 L3DSR の実現を目指して行った検証と実装の過程を紹介します。実現方式として DSCP、IPIP、GRE などを候補に挙げて比較しましたが、それぞれ透過性・実装容易性・運用性の面で課題がありました。そこで最終的に、Open vSwitch の flow rule と eBPF を組み合わせる構成により、求める要件を満たす実装に到達しました。
発表では、各方式をどの観点で評価し、どこで採用を見送ったのかを整理した上で、最終実装のアーキテクチャとパケット処理の要点を解説します。L3DSR の実装そのものに加えて、L3DSR を“透過に見せる”ために何が障壁になるのか、その障壁を OVS と eBPF でどう分担して越えたのか、実践的な知見を共有します。
神尾 皓 / Akira Kamio
株式会社サイバーエージェント Software Engineer, IaaS Product Owner
2013年にヤフー株式会社へ新卒入社、一貫して OpenStack ベースの大規模プライベートクラウド基盤の設計・開発・運用に従事。2020年に株式会社サイバーエージェント入社。引き続き OpenStack ベースの IaaS 基盤の設計・開発・運用を担当し、現在は IaaS のプロダクトオーナー務める。
OVSとLinuxネットワークで実現するHVの透過的プロキシとセキュアなVPCネットワーク
プライベートクラウドのIaaS基盤において、VMのためのDHCP/metadata等のパケットを透過的にプロキシするシステムを、OVSやLinuxネットワーク機能を駆使して実現しました。OVS Flow Tableによってパケットを管理系ネットワークに中継する設計により、高いネットワーク分離性を持つセキュアなVPCを実現しています。OpenStackやIaaS基盤の運用者に、HVにおける仮想ネットワーク設計の知見や、OVSのパケット処理によってネットワーク分離性を確保する工夫をお伝えします。
近藤 智文 / Tomofumi Kondo
株式会社サイバーエージェント ソフトウェアエンジニア
2024年に株式会社サイバーエージェントに新卒入社し、プライベートクラウドの開発を行うCIUのIaaS基盤チームに配属。OpenStackやKubernetesをベースとしたシステムの開発・運用に携わり、VMのデータ移行システム開発、ハイパーバイザの仮想ネットワーク設計、Kubernetes Custom ControllerによるIaaSのリソース管理システム開発等に取り組んだ。
Cinder Backupを活用したユーザー負担の少ないクロスリージョンボリューム移行システム
プライベートクラウドの新リージョン立ち上げに伴い、既存リージョンからのユーザー負担の少ない移行を支援するクロスリージョン移行システムを開発しました。ユーザーが移行元のボリュームを指定するだけで、Cinder BackupやNFSの共有ストレージを通したデータ移行を自動的に行うワークフローを実現しています。OpenStackやIaaS基盤の運用に携わるインフラエンジニアの方々に、VMの安全なデータ移行の知見や、利用者負担を減らすシステム設計に関するノウハウをお伝えします。
近藤 智文 / Tomofumi Kondo
株式会社サイバーエージェント ソフトウェアエンジニア
2024年に株式会社サイバーエージェントに新卒入社し、プライベートクラウドの開発を行うCIUのIaaS基盤チームに配属。OpenStackやKubernetesをベースとしたシステムの開発・運用に携わり、VMのデータ移行システム開発、ハイパーバイザの仮想ネットワーク設計、Kubernetes Custom ControllerによるIaaSのリソース管理システム開発等に取り組んだ。
監視・ログ・オブザーバビリティ
そのテレメトリーサンプリング、コスト改善になっていますか
テレメトリーのサンプリングはコスト削減とされがちですが、本当に有効でしょうか。本講演では、分散トレースのテイルベースサンプリングを例に、サンプリング実装に伴う基盤構築や運用負荷の増大に着目し、そのトレードオフを解説します。テレメトリー削減の裏で増える複雑性や調査コストを踏まえ、自前でのサンプリングの是非と、SaaS活用を含む現実的な選択肢を提示します。SREやプラットフォームエンジニア向けの内容です。
山口 能迪 / Yoshi Yamaguchi
Grafana Labs スタッフデベロッパーアドボケイト
グラファナラボ日本合同会社スタッフデベロッパーアドボケイト。Grafana CloudとGrafanaスタックの普及と技術支援を担当し、特にオブザーバビリティ、SRE、DevOpsといった領域を担当。OpenTelemetryやGoのコミュニティの支援も活発に行っている。「入門OpenTelemetry」「オブザーバビリティ・エンジニアリング」をはじめ、技術書の翻訳に多数関わる。
会話型AIと可観測性基盤を活用した現場トラブルシューティングの実践
本セッションでは、IDE内で利用する対話型AI支援と可観測性基盤(ログ・メトリクス・トレース)を連携した障害対応手法を紹介する。開発者がコード変更の影響範囲や異常発生箇所を迅速に把握し、運用担当者がシステム全体の状況を横断的に分析することで、原因調査の効率化や対応時間の短縮を実現した事例を取り上げる。開発・運用の連携強化や調査品質向上につながった実運用での工夫や知見を共有する。
桑原 武志 / Takeshi Kuwabara
株式会社システムリサーチ
IBM champion中部の活動メンバーとして、IBM製品を利用したアプリケーションの開発、およびその成果発表のイベント実施等を行っている。現在はIBM Bobを利用したAI駆動開発を実践している。
ワークハック
総額80万円で在宅ワーク環境を超快適にしてみた
4Kモニター2枚と快適化デバイスで小さなロスを減らす
在宅ワークの快適さは、モニター構成や周辺機器、デスク環境によって大きく変わります。本発表では、27インチ4Kモニター2枚と、USB-C 1本で給電・映像出力・有線LAN接続をまとめる構成を中心に、昇降デスク、トラックボール、左右分割キーボードなどを導入し、作業環境を見直した事例を紹介します。画面切り替えや接続の手間、姿勢の負担といった日々の小さなロスを、どのように減らしたかを共有します。
奥村 優斗 / Yuto Okumura
AXLBIT株式会社
新卒3年目で、AXLBIT株式会社ではインフラ・クラウド系の業務に関わっています。定型業務自動化やZABBIX・Slack・AWSを利用した監視RAGの実装にも取り組んでいます。趣味はゲーム・ガジェット・外食です。
2026年Emacsの旅: クラウド運用と人生を豊かにする究極(?)の作業環境への招待
AI全盛の2026年、あえて環境を「徹底的に属人化」し、圧倒的な効率と快適さを手に入れるEmacs活用術を提案します。複雑なマルチクラウドをAIとLispで手懐け、「個の力」を最大化。組織の標準化に埋没せず、エンジニアとしての尊厳を取り戻すための生存戦略とは?効率化の先にあるのは「究極の環境」か、単なる「沼」か。実利と狂気が交錯するカスタマイズの旅へ、皆様を招待します。
中島 倫明 / Tomoaki Nakajima
レッドハット株式会社 シニアスペシャリストソリューションアーキテクト
Emacs歴25年。国内SIerを経て、現在はレッドハットへ勤務。戦略から実装までの幅広く企業システムの自動化やクラウド化の促進を支援。その傍らで大学や研究機関での講師を勤め、クラウド時代のIT人材の育成に尽力する。OpenStackやAnsibleなどのユーザ会のメンバーとして、コミュニティの運営にも参加している。共著で「インフラCI実践ガイド」「絵で見てわかるクラウドインフラとAPIの仕組み」他数冊を執筆。
MCP x Org mode で振り返れる AI ペアプロ開発記録をつくる
エージェントに任せた作業が、自分の言葉で語れない状態になっていませんか。私はAIとのペアプロで開発速度が上がり、コミット量も増えた反面、報告にあたっては会話が参照しづらく失われがちで、情報の吸い出しに苦慮しました。そこでMCPとOrg modeを軸に記録と報告の仕組みを整備し、改善につなげた経験を紹介します。
妹尾 登茂木 / Tomoki Seno
クラウドエース株式会社 CTO室
Google Cloud全認定資格を保持し、IaCを用いた基盤構築や大規模クラウドリフト案件を牽引。近年はVertex AI等の生成AI導入支援やデータ基盤構築に広く従事。インフラエンジニアの深い知見を活かし、社内外でAI駆動開発(AIDD)を実践。AIの真価を引き出すための、安全かつ高速な開発環境づくりとガバナンス整備に注力している。